エラストイジンとは?

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フカヒレアテロコラーゲンに含まれるコラーゲンの種類と分子模式図

フカヒレアテロコラーゲンはI型コラーゲンとエラストイジンがそれぞれ約50%含有されているアテロコラーゲン溶液です。
エラストイジンは、弾力のある軟骨に多いII型コラーゲンや張りのある新生児の皮膚に多いIII型コラーゲンに似た鎖組成(3本のタンパク質が全て同じもの)のコラーゲンです。他の動物のコラーゲンに比べて、構成するアミノ酸に天然保湿因子(NMF)のチロシンが多く含まれています。

アテロコラーゲンの変性温度

  • フカヒレアテロコラーゲンは、変性温度が海洋性コラーゲンの中でも高く(約29℃)、哺乳動物由来コラーゲンに近いため、幅広い処方にご利用いただけます。

    社内資料による

溶解性とpHの関係

  • フカヒレアテロコラーゲンの溶解性
    製品名 等電点 酸性溶液 中性溶液 塩基性溶液
    フカヒレアテロコラーゲン 9.5 × ×
    フカヒレアテロコラーゲンSS 4.5 ×
    フカヒレアテロコラーゲンMS 4.4 ×
    • フカヒレアテロコラーゲンは、酸性溶液で溶解しやすく、中性から塩基性条では析出しやすい性質を持っています。
    • フカヒレアテロコラーゲンSSは中性から塩基性溶液まで溶解しやすい性質があります。
    • ジェルやクリーム等の半透明・不透明の化粧品ではpHに関わらず保湿原料としてご利用いただけます。

    社内資料による