コラーゲンの種類

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コラーゲンの種類

コラーゲンの種類
種類 表示名称 特長
アテロコラーゲン 水溶性コラーゲン 酸性条件で透明度の高いコラーゲン
アテロコラーゲンSS サクシノイル
アテロコラーゲン
中性・アルカリ性条件で透明度の高いコラーゲン
アテロコラーゲンSS-V サクシノイル
アテロコラーゲン
熱による粘度の低下を防いだコラーゲン
アテロコラーゲンMS ミリストイルサクシニル
アテロコラーゲン
コハク酸・ミリスチン酸を修飾した両親媒性コラーゲン
アテロコラーゲンH 水溶性コラーゲン 中性・アルカリ性条件で透明度の高い、高配合に適したコラーゲン

各製品に含まれるコラーゲンの名称と分子模式図

アテロコラーゲンの溶解性とpHの関係

  • 溶解性とpHの関係の違い

  • 表 アテロコラーゲンの溶解性
    製品名 等電点
    (pl)
    酸性溶液 中性溶液 塩基性溶液
    アテロコラーゲン 9.1 × ×
    アテロコラーゲンSS 4.5 ×
    アテロコラーゲンSS-V 4.5 ×
    アテロコラーゲンMS 4.5 ×
    アテロコラーゲンH 5.1 ×

    アテロコラーゲン,SS,SS-V,MS,Hは、溶媒のpHにより溶解性が異なります。アテロコラーゲンは酸性溶液で溶解しやすく、中性から塩基性溶液では析出しやすい性質を持っています。一方、アテロコラーゲンSS,SS-V,MS,Hは中性から塩基性溶液で溶解しやすい性質があります。

    社内資料による

 

アテロコラーゲンMSの乳化効果

  • アテロコラーゲンの乳化効果の比較

  • アテロコラーゲン、PEG600、流動パラフィン各2gをホモジナイザーで混合後、室温にて24hr放置したところ、アテロコラーゲンMSを添加したもの(A)は、24hr放置しても乳化状態を維持していました。一方、アテロコラーゲンを添加したもの(B)は、液が分離して乳化を維持できませんでした。
    アテロコラーゲンMSはアテロコラーゲンに脂質を修飾したものであり、コラーゲンが従来持つ親水性と修飾された脂質による親油性の両方の性質(両親媒性)を持つ化粧品原料です。乳液等で保湿効果及び乳化効果のある素材としてご利用いただけます。     

    社内資料による